一度目は、少しずつ外が暑くなり始めた七月初旬、オンラインで開かれたゼミ説明会であった。兵庫出身だという男は、ときおり関西弁を交えながら、「防衛省を訪問して統合幕僚長のお話を伺った」「米議会・議員補佐官の訪日団にゼミで質問する機会があった」など、森ゼミで経験したことを、次から次へと画面に向かって話していた。
いかにも国際政治のゼミらしい話である。なるほど、森ゼミに入ればこんなにすごい経験ができるのか。そう思いながら聞いていると、男は少し調子を変えて言った。
「でも、森ゼミ最大の魅力は、入ると三田でのキャンパスライフがめちゃくちゃ楽しくなることです」
頭の中をいくつもの思い出が駆け巡っているのだろうか。男はこれまで過ごした時間を嬉しそうに話し始めた。その姿を、私は妙に覚えていた。
二度目にその男を見たのは、それからしばらく経った頃だった。三田キャンパスにたまたま用事があり、駅前を歩いていると、森ゼミの学生らしい一行が油そば屋から出てきた。その中に、説明会で見た男がいた。
「ディズニーと富士Q楽しかったねー、今度はドライブで海行きたいかも」
「ゼミ合宿でさ、みんなでタクシー乗ってこっそり近くの温泉入りに行こう」
「今年もハロウィンパーティー開催するから、みんな来て!」
彼らが楽しそうに話す様子を、少し離れたところから眺めていた。説明会で男が言っていたキヤンパスライフというのは、おそらくこういうことなのだろうと思った。
そして三度目。それが、一番上に載っている写真である。なんとなく森ゼミについて調べていくうちに辿り着いた公式HPのブログを眺めていた私は、またあの男を見つけた。自身が書いたらしい文章もあった。
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こんにちは!森ゼミ4期生の笹木大雅です。
このブログで伝えたいことは一つ。ゼミ生たちと過ごす時間がめちゃくちゃ楽しいということです!
富士山が綺麗に見えるスタバで談笑したこと。
ショッピングモールの屋上で日向ぼっこをしたこと(写真はその時のものです!)。
芝公園で麻辣湯を食べながらハロウィンパーティーをしたこと。
ゼミ合宿で夜明けまでみんなで喋っていたこと。
カラオケでマキシマムザホルモンを熱唱して、そのまま銭湯に行ったこと。
ゼミ後に大食いに挑戦し、そのあとカフェで後悔したこと。
ジムで一緒にトレーニングをしてプロテインを飲んだこと。
これらは思い出のほんの一部です。まだまだ挙げればきりがないほどあります。大学生活もいよいよ終盤に差しかかり、これまでの時間を振り返ることが増えました。そのたびに、このゼミの人達と出会い、こうして一緒に時間を過ごすことができて本当によかったなと心の底から思います。
森ゼミは国際政治を学ぶ環境としては持ってこいです。しかし、それだけではありません。このゼミで出会った人たちと過ごす日々の学生生活そのものが最高に楽しいです。もしこれを読んでいる2年生の中に、少しでも森ゼミに興味があるよって人がいれば、ぜひオープンゼミや説明会に来てみてください!
皆さんと会えることを楽しみにしています!
※太宰治『人間失格』の「三葉の写真」から着想を得て書きました

