
こんにちは。森ゼミ3期の山口です。ゼミではOBOG係を担当しています。
2025年の夏まで、ポーランドのワルシャワ大学で交換留学中で、現地からゼミ生ブログの原稿を書いているところです。(7月にも拘らず、ポーランドの気候はとても涼しく快適な日々を送っています。日本に帰りたくない。。。)
そんな私ですが、他のゼミ生と違う点が一つあります。それはゼミの中で唯一、他学部生(商学部)であることです。
なぜ森ゼミに入ったのか?なぜ法学部政治学科なのか?理由は様々なのですが、私が国際政治系のゼミに応募しようと思ったきっかけの一つが2022年のロシアによるウクライナ侵攻でした。
軽く自己紹介も兼ねてお話をさせていただくと、高校1年生の時にバルト三国の一つであるリトアニアで開かれたユネスコ高校生国際会議に、文部科学省のプロジェクトで現地の姉妹校に派遣された事がありました。当時、リトアニアなんて国は聞いたこともなかったし、どんな国なのかも全く知らないまま、「とりあえず簡単に行ける国じゃなさそうだから行ってみるか」といった気持ちで応募しました。
その際に、会議に参加しながら現地の高校に1週間ほど通う機会に恵まれました。全くわからないリトアニア語で授業を受け、当然、学校内にアジア人なんて他にいないので、ものすごくジロジロ見られた事を覚えています。そんな中、一人のリトアニア人の学生が私の面倒を付きっきりで見てくれていました。
帰国後、しばらく経ってから、ロシアによるウクライナ侵攻が始まり、東ヨーロッパが欧州の安全保障の前線となると、そんな彼がライフルを手に迷彩服をきた写真をインスタグラムに投稿しているのを見つけました。軍に徴兵されていたのです。ウクライナ戦争という、遠く離れた地での戦争が身近に感じた出来事でした。留学でポーランドを選んだのも、この影響を強く受け、安全保障を学びたいという理由からでした。
それからというもの、ウクライナ戦争に完全に気を取られ、森先生と共に戦略構想センターで研究をなさっている鶴岡路人先生や細谷雄一先生、様々な学者の方のレポートを細かく読むことが習慣になっていました。この頃からゼミはすでに国際政治系に入ることを決めていたような気もします。いくつかのゼミのオープンゼミや説明会に参加してみて、森ゼミの先輩方が話をよく聞いてくださったことを覚えています。そして何より、元外交官でもあり経験豊富な森先生から最新の世界情勢について学べ自らの知見を深めることができると感じたのも応募の決め手でした。
そして留学中、リトアニアに住んでいる彼に会いに行きました。6年ぶりに会った彼は以前とは大きく変わっていました。徴兵後、リトアニア軍の特殊部隊(!)に参加し、退役した現在は大学で航空工学を学んでいるとのこと。驚いたのが、彼がとてもナショナリズム的思考を持っていたことです。移民は絶対に受け入れてはいけないと語ったり、国民が主体となって防衛することの大事さの話をしたり、国際政治にも大きな興味を持っていました。確かに、隣の大国が突如戦争を始めて、歴史的に国を失うような過去があると、小国の防衛意識というのは決して侮れないのかもしれません。ポーランドもここ10年で兵員数が2倍まで増え、鉄道などの公共施設の撮影も一切禁止となりました。移民の取締もかなり厳しく、政策面でも本気度が伺えます。(その一方、増え続けるウクライナ難民との軋轢が生じたり、問題も多いのが現実です。)そんなポーランドとリトアニアという2つの国に接点を持てたことは、国際政治を学ぶ身として貴重な経験ができたと思います。
森ゼミでの話も少し。ゼミ生のみんなはとにかく優秀です。ゼミ長の良俊(ポーランドまで遊びに来てくれました!感謝!!)は自発的に外交のセミナーなどに参加して非常に活動的だし、海外経験が豊富なゼミ生や、議論が上手かったり、論理性が高く頭の回転が早いゼミ生が多いです。だからこそ、自分も頑張らないとと感じられる刺激的な環境です。そして仲が良い。留学中、ゼミ生で万博に行ったりBBQをしている姿を見て「行きたい!」と何度思ったことか…
最後に。他学部生だからこその学びもあります。私はメインで金融を学んでいますが、国際情勢がマーケットに与える影響が大きいなとひしひしと感じています。一見関係なさそうに見える分野でも、学際的に学ぶことは自らの将来の視野や教養を底上げしてくれます。例え知識がなくても、文献を読んだり、積極的にニュースを見たり、アンテナを張り続けることでカバーもできます。もし他学部生で国際政治に興味がある方は森ゼミを大いにオススメしたいです。是非お待ちしています!
